五百八十年七回り(読み)ゴヒャクハチジュウネンナナマワリ

デジタル大辞泉 「五百八十年七回り」の意味・読み・例文・類語

ごひゃくはちじゅうねん‐ななまわり〔ゴヒヤクハチジフネンななまはり〕【五百八十年七回り】

580年と、ひと回り60年の干支えとの七回りで、1000年になるところから、末長くいついつまでもの意で祝っていう語。
「―までも生きのびさせられう」〈虎寛狂・子盗人

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精選版 日本国語大辞典 「五百八十年七回り」の意味・読み・例文・類語

ごひゃくはちじゅうねん【五百八十年】 七回(ななまわ)

  1. 五百八十年と七回り。七回りは干支の七回りのことで、一回り六十年であるから四百二十年。すなわち、合わせて千年の意で、長寿を祝い、また、よろこばしいことの行く末長く続くことを祝っていう語。五百八十七まがり
    1. [初出の実例]「某はあまの命を拾うたによって寿命は長からう、五百八十年七廻りまでも」(出典:大観本謡曲・夜討曾我(室町中))

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