五門村(読み)ごもんむら

日本歴史地名大系 「五門村」の解説

五門村
ごもんむら

[現在地名]熊取町五門

佐野さの川支流雨山あめやま川の中流右岸にあり、大久保おおくぼ村の東に位置する。応永九年(一四〇二)一〇月二六日の根来寺赤谷某田地売券(中家文書)に「大くほ御門池ノそい」、永享三年(一四三一)二月五日の楠法師田地売券(同文書)に「五もう」、文明一七年(一四八五)二月一九日の弘誉田地売券(同文書)に「大クホ五マウ」とみえ、古くは「ごもう」と称し、大久保村に含まれていた。明応元年(一四九二)一〇月一二日の中務大夫屋敷売券(同文書)には「熊取庄大クホ御門村」とみえ大久保村の枝村として発展し、翌二年三月二三日の妙向田地売券(同文書)では「熊取庄内御もう村」とみえ独立した村となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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