井上幻庵(読み)いのうえ げんあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上幻庵」の解説

井上幻庵 いのうえ-げんあん

1798-1859 江戸時代後期の囲碁棋士。
寛政10年生まれ。服部因淑養子。文政7年11世井上因碩(いんせき)を名のる。11年準名人(8段)。本因坊家12世の丈和と実力をきそう。天保(てんぽう)10年本因坊跡目の秀和とあらそい,敗れて名人碁所にはつけなかった。安政6年死去。62歳。本姓橋本。名は別に因徹,立徹,安節。著作に「奕筌(えきせん)」,編著に「囲碁妙伝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の井上幻庵の言及

【本因坊】より

…江戸時代,幕府の扶持(ふち)を受けた囲碁家元4家の筆頭。京都寂光(じやつこう)寺の塔頭(たつちゆう)〈本因坊〉の僧算砂(本因坊算砂)を祖とする。4世道策(本因坊道策)は布石理論をひっさげて近代碁の基礎を築き,無敵の5世道知とともに本因坊家の優位を不動のものとした。9世察元は時の6世井上春碩(しゆんせき)因碩(1707‐72)と名人位を争い,紛争をきわめた争碁に勝ち念願の名人となり,本因坊家中興の祖といわれる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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