井上硬(読み)イノウエ カタシ

20世紀日本人名事典 「井上硬」の解説

井上 硬
イノウエ カタシ

大正・昭和期の医師 京都大学名誉教授



生年
明治28(1895)年

没年
昭和44(1969)年10月4日

出生地
岡山県

学歴〔年〕
京都帝大医学部〔大正8年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正13年〕

経歴
京都帝大医学部第二内科に入り、大正13年「胆汁排泄に関する臨床的研究」で医学博士。助教授となりドイツ留学、内科学、蛋白化学、病態生理学などを研究、修得して帰国。昭和14年第一内科教授となり、付属病院長を2期務めた。32年7月退官、名誉教授。ビタミンの臨床応用の系統的研究、肝、消化器系臨床研究などに貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上硬」の解説

井上硬 いのうえ-かたし

1894-1969 大正-昭和時代の内科学者。
明治27年7月4日生まれ。ドイツ留学後,昭和14年母校京都帝大の教授となる。24年付属病院長,31年ウイルス研究所長。ビタミンの臨床応用の研究などで知られた。昭和44年10月4日死去。75歳。岡山県出身。著作に「臨床生化学」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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