井上節子(読み)イノウエ セツコ

20世紀日本人名事典 「井上節子」の解説

井上 節子
イノウエ セツコ

昭和期の社会事業家 井上科学振興財団創立者。



生年
大正4(1915)年2月4日

没年
昭和59(1984)年12月7日

出身地
広島県

経歴
病弱を医学に救われたことに報いようと、不動産管理業などで得た私財5億円を投じて、昭和59年5月井上科学振興財団を設立。60年1月には第1回井上学術賞として、科学者3人に各2百万円を贈る予定だったが、直前に死去した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上節子」の解説

井上節子 いのうえ-せつこ

1915-1984 昭和時代後期の社会事業家。
大正4年2月4日生まれ。幼少時から病弱であったが,不動産管理業などで成功する。医学にむくいるため,私財5億円を基金に昭和59年東京に井上科学振興財団を設立。同年12月7日死去。69歳。没後,財団は遺産約30億円の寄贈うけ,自然科学の基礎的研究助成。広島県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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