日本歴史地名大系 「井関新町」の解説 井関新町いぜきしんまち 大阪府:堺市堺井関新町[現在地名]堺市南瓦(みなみかわら)町・翁橋(おきなばし)町一丁大小路口瓦屋(おおしようじぐちかわらや)町の南側の堀外の出屋敷で、井関川と市之(いちの)町・甲斐町(かいのちよう)間の東西路である目口(めぐち)筋を中心に形成された。大鳥郡の後背農村からは新町(しんまち)橋から目口筋への道が近道としてよく利用されたので、道に面して規則正しく町割され、屋敷区画は五〇を超す大きな町であったが(元禄二年堺大絵図)、大小路口瓦屋町と同様、堺廻りの中筋(なかすじ)村の地所にあたるとして、元禄四年(一六九一)閏八月奉行所直轄から離れ、代官支配となり、正式の町名から外された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by