大小路口瓦屋町(読み)おおしようじぐちかわらやちよう

日本歴史地名大系 「大小路口瓦屋町」の解説

大小路口瓦屋町
おおしようじぐちかわらやちよう

[現在地名]堺市中瓦なかかわら町二丁・南瓦みなみかわら

東堀の外にある出屋敷で、湯屋農人ゆやのうにん町の対岸北大小路口瓦屋きたおおしようじぐちかわらや町、大小路以南の市農人いちのうにん町対岸に南大小路口瓦屋町があり、行政的には前者北郷、後者は南郷に属したが、実質上は大小路口瓦屋町としてまとまっていた。元禄二年(一六八九)堺大絵図によると北側一〇筆、南側二三筆からなり、会所は南側に位置。町名が示すとおり製瓦業者の集住区で北四筆・南二筆が瓦屋の屋号を有する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android