すべて 

亜熱帯無風帯(読み)あねったいむふうたい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亜熱帯無風帯」の意味・わかりやすい解説

亜熱帯無風帯
あねったいむふうたい

緯度 30°付近を中心とした亜熱帯高圧帯からの乾燥した下降気流が卓越した,晴天で風が弱い地域。ホース・ラティチュードともいい,北大西洋のこの海域が帆船時代に魔の静穏域といわれ,船を進めるために馬を投げ捨て積み荷を軽くしたことからその名がついたとの説がある。海上では蒸発散量が最大の地域で陸上でも乾燥地域である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 蒸発散量
すべて 

関連語をあわせて調べる

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む