亜砒藍鉄鉱(読み)あひらんてっこう

最新 地学事典 「亜砒藍鉄鉱」の解説

あひらんてっこう
亜砒藍鉄鉱

parasymplesite

化学組成鉱物。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a1.035nm, b1.352, c0.479, β104.92°, 単位格子中2分子含む。短柱状ないし厚板状結晶で,石膏やらん鉄鉱の外形に似る。藍~淡緑色,透明ないし半透明ガラス光沢。劈開{010}に完全。硬度2,比重3.07。薄片では青緑~黄~黄褐色の多色性,屈折率α1.628,β1.660,γ1.705,2V(-)大。砒素を含む鉱床の酸化帯にスコロド石・砒らん鉄鉱などとともに産する。らん鉄鉱と同構造で,Fe2をMg, Ni, Co, Znで置換したものが知られている。大分県佐伯市木浦鉱山から伊藤貞市ほか(1954)が発表。名称は三斜晶系の砒らん鉄鉱(symplesite)のパラ型(亜)の意。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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