出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…臨界マッハ数の大きさは物体の形によって決まり,ふつうの翼型では0.7~0.8程度である。主流のマッハ数を臨界マッハ数より大きくすると,図のaに示すように,翼の上面の最大速度の点のまわりに超音速流の領域ができ,この超音速流が再び亜音速流に減速するところに,衝撃波と呼ばれる強い圧縮波が発生する。この状態では翼のまわりの流れに亜音速の部分と超音速の部分が共存することになる。…
… 空気の流れは,その速度が音速に近づくにつれて圧縮による影響が無視できなくなり,音速を超えると流れの性質は急変する。一般にマッハ1を境にして,それ以下の速度の気流を亜音速流,マッハ1以上の気流を超音速流というが,超音速流では圧縮性のためにその中におかれた物体から衝撃波が発生し,それに伴って物体には大きな抵抗が働く。静止した空気の中を飛行機が飛ぶ場合も現象的にはまったく同じであって,超音速飛行を実現するためには,衝撃波に伴って生ずる抵抗をいかにして減らすかということと,その抵抗に打ち勝つ推力を発生できる推進装置を開発することが必要であった。…
※「亜音速流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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