デジタル大辞泉 「交じらふ」の意味・読み・例文・類語 まじら・う〔まじらふ〕【交じらふ】 [動ハ四]《動詞「まじる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》1 まじる。まじりあう。「楠くすの木は木立多かる所にもことに―・ひたてらず」〈枕・四〇〉2 交際する。「御心ばへのたぐひなきを頼みにて、―・ひ給ふ」〈源・桐壺〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「交じらふ」の意味・読み・例文・類語 まじら・うまじらふ【交】 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙① まじり合う。まじっている。まじろう。〔観智院本名義抄(1241)〕② 人とつき合う。交際する。まじる。まじろう。[初出の実例]「容貌(かたち)よりはじめ、まじらひたるさまなど、もどかしきところなく」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)③ 分け入る。入り込む。まじる。[初出の実例]「もみぢ葉のふりしく山にまじらひてみのしなならぬいろもこきかへ」(出典:賀茂女集(993‐998頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例