交流計算盤(読み)こうりゅうけいさんばん(その他表記)AC calculating board

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交流計算盤」の意味・わかりやすい解説

交流計算盤
こうりゅうけいさんばん
AC calculating board

送電系統の小型模型。電力系統の特性解析に用いる装置。 1929年アメリカで開発され,日本では 51年に製作された。発電機変圧器送電線など,実際の送電系統を模擬してつくられている。これを稼働させて,電力系統の安定度や平常時および故障時の諸問題を検討する。電力会社,大学その他の研究所に設置されている。このほか直流計算盤や,サージ計算盤などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android