送電線(読み)ソウデンセン

関連語 名詞

百科事典マイペディア 「送電線」の意味・わかりやすい解説

送電線【そうでんせん】

送電のための電線路。高電圧なので高圧線とも呼ばれる。最も多い架空線式は,碍子(がいし)を介し,鉄塔,鉄柱その他に架設されるもので,電線には導電率の高い硬銅線,硬銅線よりも軽い鋼心アルミ撚線(よりせん),コロナ発生を少なくするため外径を大にした中空銅線等が使用される。また地中送電用には一般に油浸紙絶縁ケーブルが使用される。
→関連項目高圧線超高圧送電電磁波障害電力線搬送

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の送電線の言及

【送電】より


[送電電圧と送電容量]
 送電は一部直流が用いられる以外は三相交流が用いられている。三相交流は回転磁界が作りやすいので回転機に便利であるほかに,送電線としてみると二相交流や四相以上の多相交流に比べて電線1条当りの送電電力が大きく送電損失が小さい。一般に二相以上の多相交流の場合,各相導体の大地に対する電圧と導体間の電圧の2種類の電圧があり,大地に対するものを相電圧,導体間を線間電圧と呼ぶ。…

【送電容量】より

…ある送電線で送ることのできる電気の量を送電容量という。単位はkW。…

※「送電線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む