京済・京成(読み)きょうせい

精選版 日本国語大辞典 「京済・京成」の意味・読み・例文・類語

きょう‐せい キャウ‥【京済・京成】

〘名〙 室町時代幕府領家などに課した段銭、役夫工米その他の諸役を、守護の手を介さないで直接に京都の幕府へ納入すること。守護(使)が徴集に名をかりて乱入譴責して所領経営をおびやかすのを防ぐために、幕府にその権利を認めてもらったもの。きょうさい。
園太暦‐康永三年(1344)八月二六日「止地下催促、可京済之由可仰哉之由予申之」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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