知恵蔵mini 「京都市京セラ美術館」の解説 京都市京セラ美術館 京都市美術館(京都府京都市左京区)の通称。昭和天皇即位の礼を記念して建築が計画され、1933年に完成した。公立美術館としては東京都美術館(東京都台東区)に次ぐ歴史をもつ。近代的な鉄筋コンクリートビルの頂部に日本の城のような瓦屋根を配した「帝冠様式」と称される和洋折衷のデザインが特徴となっている。2017年に電気機器メーカー大手の京セラ株式会社と50年間の命名権契約を締結し、通称が「京都市京セラ美術館」に決定した。同年に改修工事に入り、20年5月にリニューアル・オープン。歴史的な建造物や意匠を残しつつ、流線型のガラスのファサードや、現代美術を中心に作品を紹介する新館「東山キューブ」、新進作家を支援するためのスペース「ザ・トライアングル」などが新設された。 (2020-5-29) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by