共同通信ニュース用語解説 「人形峠環境技術センター」の解説
人形峠環境技術センター
原発の核燃料製造に必要なウラン鉱石の採掘や、核燃料に適するウラン235の濃度を高める「濃縮」技術の開発を進めた日本原子力研究開発機構の施設。開発された技術は日本原燃のウラン濃縮工場(青森県六ケ所村)に引き継がれるなど、国の核燃料サイクル政策に貢献した。1988年にウラン鉱石採掘時の残土が野積みの状態で放置されていた問題が発覚。住民の激しい反対運動が起きた。01年に技術開発を終え、現在は廃止作業を進めている。ドラム缶約1万6千本の低レベル放射性廃棄物のほか、劣化ウラン約2600トンを保管している。
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