人聞(読み)ひとぎき

精選版 日本国語大辞典 「人聞」の意味・読み・例文・類語

ひと‐ぎき【人聞】

〘名〙
他人が聞くこと。また、人が聞いていだく思い。世間の聞こえ。外聞
※竹取(9C末‐10C初)「ただにやみしぬるよりも人聞はづかしくおぼえ給ふなりけり」
② 人づてに聞くこと。人からのまた聞き。
※己が罪(1899‐1900)〈菊池幽芳〉前篇「だって小母さんのは人聞(ヒトギキ)だろう、実際話をした事も無いぢゃないか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android