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人道支援 じんどうしえんhumanitarian assistance

知恵蔵の解説

人道支援

他国で、大量の死傷者や難民、飢饉(ききん)や大規模な人権侵害などが実際に発生した人道的惨事(humanitarian catastrophe)や、その危険が切迫した人道的危機(humanitarian crisis)に対し、非軍事的な手段により国境を超えた救援活動を行うこと。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の難民救援、国際オクスファムの飢饉救援、マザー・テレサのカルカッタ貧困救援などが国際組織、NGO、個人による例。人道援助活動の原則は、(1)目的も形態も、軍事行動や商業活動などから明瞭に区分され、(2)利益・権力を追求せず、また危険や負担の伴う活動に対し救援される側から見返りを求めず、(3)救援対象を国籍、宗教、文化、敵・味方等の差によって選別しないこと、など。国家も人道援助を実施するが、それは政治・経済的打算や内政干渉の面を持ちやすい。人道支援の過程では、こうした打算・干渉の有無や、受け入れ国の主権とその国民の人権のいずれを優先するかが問題となることが少なくない。

(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

じんどう‐しえん〔ジンダウシヱン〕【人道支援】

自然災害、伝染病流行、武力抗争などで飢餓、病気、貧困に苦しんでいる住民を見捨てておけず、危険を承知で必要な物資人材を送り届けること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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