人食犬(読み)ひとくらいいぬ

精選版 日本国語大辞典 「人食犬」の意味・読み・例文・類語

ひとくらい‐いぬひとくらひ‥【人食犬】

  1. 〘 名詞 〙ひとくいいぬ(人食犬)
    1. [初出の実例]「隣の人食犬(ヒトクラヒイヌ)なりけり」(出典地蔵菩薩霊験記(16C後)一〇)

ひとくい‐いぬひとくひ‥【人食犬】

  1. 〘 名詞 〙 人に食いつく悪癖のある犬。ひとかみ犬。
    1. [初出の実例]「我が心菜種ばかり成りにけり 人くひ犬をけしといはれて〈西音〉」(出典:菟玖波集(1356)雑体)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android