仁我浦村(読み)にがうらむら

日本歴史地名大系 「仁我浦村」の解説

仁我浦村
にがうらむら

[現在地名]和田町仁我浦、鴨川市外堀そとぼり

和田村の北に位置し、海に面する。伊南房州通いなんぼうしゆうどおり往還が通る。仁賀浦・二賀浦とも書き、単に仁我(仁賀)村ともいう。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録に仁加浦村とみえ、高三〇〇石余、うち田方一七五石余。里見氏給人領。正保郷帳によると田高一一〇石余・畑高六四石余、旗本上野貞当領。慶安四年(一六五一)上知されて幕府領となり、元禄一〇年(一六九七)旗本本多正芳に与えられた(「寛政重修諸家譜」、元文村高帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android