仁木多鶴子(読み)ニキ タヅコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「仁木多鶴子」の解説

仁木 多鶴子
ニキ タヅコ


職業
女優

本名
小野 和子

旧名・旧姓
鶴田 和子

生年月日
昭和14年 1月3日

出生地
東京市 淀橋区柏木(東京都)

学歴
国立音楽大学ピアノ科中退

経歴
父はジャズ・トロンボーン奏者の鶴田富士夫。国立音大附属中・高と進み、国立音大在学中の昭和32年、化粧品会社のPR誌に写真が載ったことがきっかけで、大学を中退して大映に11期ニューフェイスとして入社。同年末の映画「十七歳の断崖」に高校生役に抜擢されデビュー。ミステリー映画「猫は知っていた」(33年)で初主演した際、本名・鶴田和子から仁木多鶴子に改名。同年大映が川崎敬三とともにホープとして売り出し始め、数多くの作品に出演した。35年「一刀斎は背番号6」で知りあったプロ野球・大毎オリオンズの小野正一投手と結婚、以後は出演作品が減り、43年「セックス・チェック・第二の性」が最後の出演作品となった。主な出演作品に「お嬢さん三度笠」「東海道ちゃっきり娘」「銀座のどら猫」など。

没年月日
昭和58年 9月12日 (1983年)

家族
夫=小野 正一(元プロ野球選手),父=鶴田 富士夫(ジャズ・トロンボーン奏者)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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