日本歴史地名大系 「今井新田」の解説 今井新田いまいしんでん 千葉県:印旛郡白井町今井新田[現在地名]白井町今井名内(なうち)村の北に位置。金山(かなやま)落の開削に伴い、寛文―延宝期(一六六一―八一)に名内村の持添新田として開発されたという。手賀沼新田請方中にみえる名内村下が当地にあたり、波付新田とも称した(鈴木家文書)。また名内村下稲荷村と称していたが、享保年中(一七一六―三六)に江戸深川(ふかがわ)より今井孫四郎という者が来て高請し、享保一五年の検地以来、今井新田に改名したという(松村家文書)。幕府領であったが、幕末に遠江浜松藩領となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報