日本歴史地名大系 「白井町」の解説 白井町しろいまち 千葉県:印旛郡白井町面積:三五・四一平方キロ郡の西端に位置し、東は印西(いんざい)市、南は船橋市および八千代市、鎌ヶ谷市、西より北にかけては東葛飾(ひがしかつしか)郡沼南(しようなん)町。鎌ヶ谷市方面より印西市方面に向かう北総開発鉄道、これに並行する国道四六四号、八千代市より沼南町に抜ける国道一六号などが通る。律令制下では「和名抄」に記載される印旛郡三宅(みやけ)郷を町域に比定する説があるが未詳。中世には埴生西(はぶさい)条のうち富谷(とみがや)郷や平塚(ひらつか)郷が成立し、香取社の遷宮用途を負担した。江戸時代には印旛郡の二〇ヵ村があり(天保郷帳)、幕府領・佐倉藩領・高岡藩領・遠江浜松藩領となる村があったが、多くは旗本知行所であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報