今入町
いまいりちよう
[現在地名]港区虎ノ門一丁目
明治三年(一八七〇)成立した町で、新桜田町の西に位置する。虎門外の東、新シ橋外の西にあたる。旧幕府の御用屋敷であったが同二年に廃止し、麻布今井町・入寺町(麻布今井寺町の一部)・赤坂氷川町の替地となり、今井・入寺の二町名の字を合せて今入町とした(東京府志料)。かつては桜田太左衛門町・同久保町があったが(沿革図書)、寛政六年(一七九四)の桜田火事により一円類焼し、その際幸橋御門外から虎御門外までの堀端の町は火除地として召上げられた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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