介之推(読み)カイシスイ

精選版 日本国語大辞典 「介之推」の意味・読み・例文・類語

かい‐しすい【介之推】

  1. 中国、春秋時代の隠者。晉の文公が公子の時、ともに亡命し、自分の股(もも)の肉を食べさせてその飢えをしのがせたが、帰国後、逆にうとんぜられたので、母親とともに緜山(めんざん)に隠れ住んだ。文公は山から出させようとして山を焼いたが、とうとう出ないで焼死した。のち、文公はこれをあわれみ、この日に火を用いることを禁止したという(春秋左伝‐僖公二四年)。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む