介之推(読み)カイシスイ

デジタル大辞泉 「介之推」の意味・読み・例文・類語

かい‐しすい【介之推】

中国春秋時代の人。しん文公に従って長い間亡命生活をともにしたが、帰国後、文公から俸禄を与えられなかったので、緜山めんざんに隠れた。

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精選版 日本国語大辞典 「介之推」の意味・読み・例文・類語

かい‐しすい【介之推】

  1. 中国、春秋時代の隠者。晉の文公が公子の時、ともに亡命し、自分の股(もも)の肉を食べさせてその飢えをしのがせたが、帰国後、逆にうとんぜられたので、母親とともに緜山(めんざん)に隠れ住んだ。文公は山から出させようとして山を焼いたが、とうとう出ないで焼死した。のち、文公はこれをあわれみ、この日に火を用いることを禁止したという(春秋左伝‐僖公二四年)。

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