仏勝寺(読み)ぶつしようじ

日本歴史地名大系 「仏勝寺」の解説

仏勝寺
ぶつしようじ

[現在地名]上野市猪田 広廻

福田山と号し真言律宗。本尊薬師如来坐像は三三年に一回開帳され、藤原中期の作と目される。もと長福ちようふく寺と称し、嘉吉元年(一四四一)の興福寺官務牒疏に「長福寺伊賀国伊賀郡猪田郷、僧房九宇、朱雀天皇承平四年、道雄法師開基、本尊薬師仏、中興憲俊僧都」とあり、永享八年(一四三六)の西大寺諸国末寺帳にも「伊賀国長福寺」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android