仏名経(読み)ブツミョウキョウ

デジタル大辞泉 「仏名経」の意味・読み・例文・類語

ぶつみょう‐きょう〔ブツミヤウキヤウ〕【仏名経】

仏教経典。12巻。菩提流支訳。三世十方諸仏名号を列挙したもの。仏名会で読誦されたが、のちに三千仏名経が代わって用いられる。同名の経典は他にも多数ある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仏名経」の意味・読み・例文・類語

ぶつみょう‐きょうブツミャウキャウ【仏名経】

  1. 仏教経典。元魏の菩提流支訳。一二巻。懺悔滅罪のために三世十方の諸仏の名号を受持することを説く。古くはこの経が仏名会に誦せられたが、後には三千仏名経が用いられた。他にも仏名経と題する経典は多い。
    1. [初出の実例]「仏名経をかき一万三千仏をうつして」(出典:観智院本三宝絵(984)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android