経典(読み)キョウテン

デジタル大辞泉の解説

きょう‐てん〔キヤウ‐〕【経典】

《古くは「きょうでん」とも》
仏の教えを記した文章・書物。経文。
ある宗教で、信徒の守るべき教えを記した神聖な書。キリスト教の聖書イスラム教コーランなど。

けい‐てん【経典】

聖人・賢人の教えを記した書。「論語」「易経」など。経書
きょうてん(経典)

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大辞林 第三版の解説

きょうてん【経典】

〔「きょうでん」とも〕
〘仏〙 仏の教え、信仰の規範が記された典籍。仏経。経。内典。
ある宗教の根本的な教義などを記した書物。教典。 〔日葡〕
けいてん(経典)」に同じ。 〔同音語の「教典」は教育上、または信仰上のよりどころとなる書物のことであるが、それに対して「経典」は仏教の信仰の規範を記した書物のこと、また、ある宗教の基本的な教義を記した書物のことをいう。また、「経典けいてん」と読めば儒教の教義を記した書物をいう〕

けいてん【経典】

聖人・賢人の教えや、宗教上の基本的な教えを書いた書物。 「儒教の-を学ぶ」 〔仏典についていうときは「きょうてん」〕

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精選版 日本国語大辞典の解説

きょう‐てん キャウ‥【経典】

〘名〙 (「きょうでん」とも)
① 仏の説いた教えの言葉。また、それを書き記した書籍。仏典経文。内典。経教(きょうぎょう)
※続日本紀‐天平一六年(744)一〇月「随使入唐、渉覧経典、尤精三論」 〔無量寿経‐上〕
② 一般に宗教において、その教徒の守るべき教えやきまりを示した神聖な書。また、その教えやきまり。キリスト教の聖書、イスラム教のコーランの類。経文。聖典。
※コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)二「Qiǒdẽni(キャウデンニ) ミユル ゴトク」
[補注]経書(けいしょ)の類の場合は、「けいてん」と読む。→けいてん(経典)

けい‐てん【経典】

〘名〙 (万世にわたって変わらない法式と道理を書いた書物の意)
① 古代中国の聖人、賢人のあらわした「四書」「五経」「十三経」などの書物。経書(けいしょ)
古今著聞集(1254)四「応神天皇十五年に、百済国より、博士、経典を相具してきたる」 〔漢書‐孫宝〕
[補注]仏典、経文をいう場合は「きょうてん」と読む。

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世界大百科事典内の経典の言及

【仏典】より

… 日本では古来,漢訳の大蔵経が伝来されそのまま用いられたが,ほかに中国人の著作も尊重されて聖典の扱いをうけ,さらに諸宗派の成立以後は,各宗ごとに,宗祖をはじめ重要な人々の著作や伝記などが聖典とされている。人々が日常接するのはむしろこちらの方で,特定の大乗経典以外はほとんど読まれていない。《大正新脩大蔵経》は思い切ってその収集範囲を広げ,これら諸宗の聖典までを含めたものとなっている(印度撰述部32巻,中国撰述部23巻,日本撰述部29巻,古逸部1巻。…

※「経典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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