精選版 日本国語大辞典 「仕抜」の意味・読み・例文・類語 し‐ぬき【仕抜】 〘 名詞 〙① 日本舞踊の舞踊劇で、大勢の登場人物のうち、一人または二人が舞台中央に出てひとくさりずつ踊ることをいう。多く最後は総踊りとなる。しぬけ。[初出の実例]「ト座頭仕(シ)ぬきよろしくあって、八人の小按摩、皆肌脱ぎ、杖を持ち各々二人づつに別れ」(出典:歌舞伎・金看板侠客本店(1883)三幕)② 歌舞伎の殺陣(たて)で、大勢の捕り手が、一人の人物を取り巻き、①のように、一人または何人かがかわるがわるかかって、一くさりずつの立ち回りを見せること。〔戯場訓蒙図彙(1803)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例