付加価値分配率(読み)ふかかちぶんぱいりつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「付加価値分配率」の意味・わかりやすい解説

付加価値分配率
ふかかちぶんぱいりつ

企業が生産を通じて新たに生み出した付加価値が,企業の生産に直接,間接に参加した諸要素にいかに分配されるかを示した指標。これには,(1) 労働分配率人件費÷付加価値 (労働者に対する分配) ,(2) 他人資本分配率=他人資本利息÷付加価値 (他人資本を提供した金融機関などに対する分配) ,(3) 自己資本分配率=純利益 (税引) ÷付加価値 (株主に対する分配) ,(4) 公共分配率=租税公課÷付加価値 (国または地方公共団体の間接的な寄与,貢献に対する分配) がある。このうち (2) (4) は支払利子,税金なので一定率が定まっており問題ないが,(1) (3) は可変的で,しかも相反する関係にある。したがってこの両者の配分争いの余地を残している。

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