企業が一定期間で最終的に得られる利益。「税引き後利益」「最終利益」とも呼ばれ、企業の収益力を判断する材料となる。日本基準では、本業のもうけを示す営業利益から貸付金や借入金の利息などを加減したものを経常利益という。純利益は、この経常利益から固定資産の売却益や災害に伴う一時的な損失など例外的に発生する特別損益を加減し、法人税などを控除して算出する。赤字なら純損失となる。
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…売上総利益は,会社の活動目的から生み出された利益で,会社の利益の基本的源泉をなし,売上収益に対するこの利益の割合(売上高総利益率)は,会社の収益力を表す指標であり,同業会社との競争力をみるうえで重要である。この利益から営業費を控除したものが営業利益であり,さらに営業外損益,特別損益が加減されて純利益が計算される。【前田 貞芳】。…
※「純利益」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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