仙女香(読み)せんじょこう

精選版 日本国語大辞典 「仙女香」の意味・読み・例文・類語

せんじょ‐こうセンヂョカウ【仙女香】

  1. 江戸、京橋南伝馬町三丁目稲荷新道(東京都中央区京橋三丁目)の坂本屋で売り出した白粉(おしろい)。歌舞伎役者三世瀬川菊之丞の俳名仙女」にちなんで名づけられたもの。美艷仙女香。
    1. [初出の実例]「南伝馬町三丁目の稲荷新道で仙女香(センヂョカウ)と聞くと直知れやす」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android