代田八幡宮(読み)しろたはちまんぐう

日本歴史地名大系 「代田八幡宮」の解説

代田八幡宮
しろたはちまんぐう

[現在地名]柳井市大字柳井 宮本

祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・田心姫命・市杵島姫命。旧郷社。

「玖珂郡志」によれば、豊前国宇佐うさ八幡宮(現大分県宇佐市)を勧請したと伝え、古くは吾田あがた八幡宮と称し神和に鎮座していた。その後神和から東にあたる宮本の鷺みやもとのさぎ大明神の地に遷座、代田八幡宮と改称したと伝える。遷座の時期は社伝では天長一〇年(八三三)という。正平一五年(一三六〇)一〇月の周防楊井本庄四箇里方田数注文案(三浦家文書)のうちに「八幡宮神田壱丁九反大半」とあるのは、この八幡宮の神田と推定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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