蛭子(読み)ヒルコ

精選版 日本国語大辞典 「蛭子」の意味・読み・例文・類語

ひる‐こ【蛭子・水蛭子】

  1. 〘 名詞 〙 蛭のように手足の萎(な)えた子。特に、伊邪那岐(いざなぎ)、伊邪那美(いざなみ)二神の間に生まれた子をいう。三年たっても足が立たなかったので葦舟に乗せて流したという。中世以降、恵比須(えびす)として尊崇された。ひるのこ。
    1. [初出の実例]「遂に為夫婦(みとのまくは)ひして先づ、蛭児(ヒルコ)を生む」(出典日本書紀(720)神代上(兼方本訓))

蛭子の補助注記

手足のない子、骨のない子などとする説もある。また、「ひるめ」が日の女神であるのに対して、「日る子」(日の男神)とする説もある。


ひる‐の‐こ【蛭子】

  1. ひるこ(蛭子)
    1. [初出の実例]「わたつみにしなへうらぶれひるのこの足たたざりし年はへにけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む