代賀姫神社(読み)くししろかひめじんじや

日本歴史地名大系 「代賀姫神社」の解説

代賀姫神社
くししろかひめじんじや

[現在地名]益田市久城町

明星みようじよう山にあり、通称はまのやはた、主祭神は櫛代賀姫命。旧県社。境内社に大元おおもと神社・安国あんこく社がある。「延喜式」神名帳の美濃郡五座のうちに「櫛代賀姫命神社」とみえ、九条家本は「クシロ」、武田家本は「クシヽロカ」と訓じている。櫛代賀姫は櫛代族の祖神。櫛代族が和泉国より当地へ移住した時、氏祖の分霊を杜山もりやまに奉斎していたが、天平九年(七三七)益田歴短が官命により社殿建立。大同元年(八〇六)藤原緒継が緒継おつぐ浜へ社殿を移転建立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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