以次以次(読み)いしいし

精選版 日本国語大辞典 「以次以次」の意味・読み・例文・類語

いし‐いし【以次以次・已次已次】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いし(以次)」を重ねた語 )
  2. 官位地位などがそれより下であること。また、その人たち。そのつぎつぎ。以下。已下(いげ)
    1. [初出の実例]「つぎに関白いしいし公卿しだいにちゃくざす」(出典:北山殿行幸記(1408))
  3. ( 単独で、または「と」を伴って副詞的に用いる ) 次々。次第次第。順々。続々。
    1. [初出の実例]「おぼろげの人は、ふと答(いら)へにくく、はづかしげなればにや、そこらいしいしと聞ゆる人々、御答へはなくて」(出典狭衣物語(1069‐77頃か)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android