しだい‐しだい【次第次第】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 つぎつぎに連なること。また、順を追って事を運ぶこと。
- [初出の実例]「扇拍子(あふぎびゃうし)より、祝言の音曲、次第次第の風体(ふうてい)は、心得たる事なれば、用意のままなるべし」(出典:花鏡(1424)序破急之事)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「に」を伴って用いる ) 物事が順を追って行くさま、状態が少しずつ変化するさまを表わす語。だんだん。つぎつぎ。
- [初出の実例]「さりともと思ふものから日をへてはしたいしたいに弱るかなしさ」(出典:金槐和歌集(1213)雑)
- 「むかしよりの法はかくのごとくなれども、次第次第(シダイシダイ)に世くだり品くだりて」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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