仮屋瀬(読み)かりやせ

日本歴史地名大系 「仮屋瀬」の解説

仮屋瀬
かりやせ

あな川北岸、広瀬ひろせ地区の仮屋瀬を遺称地とする。同川を挟んで対岸仮屋原かりやばら。大永七年(一五二七)二月吉日の藤井房幸寄進状案答院記)に「佐志之名苅屋瀬之内篠田一反」とみえ、興全こうぜん寺に寄進されている。天文二年(一五三三)八月彼岸日に同寺へ寄進された「松嶋原畠地」の東境は「広瀬借屋瀬々限水田境」であった(「薩摩国答院松尾寺住持興弁寄進地記文」同書)。同二四年三月吉日の平氏女寄進状(同書)にも同寺に寄進された広瀬のうちの水田の南境として「仮屋瀬村西之屋敷水田也」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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