仮男(読み)かりおのこ

精選版 日本国語大辞典 「仮男」の意味・読み・例文・類語

かり‐おのこ‥をのこ【仮男】

  1. 〘 名詞 〙 童形をとる牛飼いで、事情あって一時元服した姿となった者。
    1. [初出の実例]「次郎丸がおとと、三郎丸なり。西国にてはかり男になったりしが」(出典:平家物語(13C前)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android