デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊吉宅麻呂」の解説 伊吉宅麻呂 いきの-やかまろ ?-? 奈良時代の官吏。伊吉古麻呂の子。天平(てんぴょう)8年(736)遣新羅使(けんしらぎし)の一員として航海中,豊前(ぶぜん)下毛(しもつみけ)郡(大分県)分間浦(わくまのうら)に漂着。この時よんだ和歌1首が「万葉集」にみえる。のち壱岐(いき)にわたり疫病で死去。「松尾社家系図」には伊伎島司,神祇官宮主(みやじ)ともみえる。氏は伊支または雪とも,名は宅満ともかく。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例