伊津野村
いつのむら
[現在地名]宇土市野鶴町
東は鶴見塚村、西は城塚村、南は飯塚村、北は下新開村に接する。北・東は平坦で緑川が流れ、南・西は高低がある。慶長国絵図に村名がみえ、近世は郡浦手永に属した。正保郷帳では田方四一一石八斗余で「水損所」とみえ、畠方一五七石二斗余。「国誌」に「辻村陣村迫村下前村等ノ小村有」とあり、天保八年(一八三七)の郡浦手永略手鑑によると、宇土知行所の村で竈数五八・人数三〇二・役男七四、本方高七八六石一斗余、田三〇町八反八畝余・畑一六町三反三畝余、永荒田畑八反五畝余、諸開六反二畝余と茶床がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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