伊藤寿刀(読み)イトウ ヒサト

20世紀日本人名事典 「伊藤寿刀」の解説

伊藤 寿刀
イトウ ヒサト

大正・昭和期の果樹園芸学者 九州大学名誉教授



生年
明治28(1895)年2月14日

没年
昭和50(1975)年8月6日

出生地
福岡県

学歴〔年〕
東京帝国大学農学部〔大正9年〕卒

経歴
大正9年東大農学部付属農業教員養成所講師、10年九州帝大助教授。12年ベルリン大学に留学、帰国後の昭和3年教授となり、同農学部付属農場長を務め、33年退官、名誉教授。また38年園芸学会名誉会員に推された。退官後は大分県温泉熱利用農業研究所長となった。落葉果樹の育種学的研究で業績を挙げ、四倍体日本ナシ品種を発見した。またヨーロッパ園芸古典書を収集、九大農学部西欧農学古典文庫に収められている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤寿刀」の解説

伊藤寿刀 いとう-ひさと

1895-1975 大正-昭和時代の園芸学者。
明治28年2月14日生まれ。昭和3年九州帝大教授となり,農学部付属農場長をつとめた。のち大分県温泉熱利用農業研究所所長。落葉果樹の育種学的研究で知られ,四倍体の日本ナシの品種を発見した。昭和50年8月6日死去。80歳。福岡県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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