伊豆島村（読み）いずしまむら

日本歴史地名大系

伊豆島村
いずしまむら

• 千葉県：木更津市
• 伊豆島村

[現在地名]木更津市伊豆島・東太田（ひがしおおだ）三―四丁目

太田村の南東、小櫃（おびつ）川下流左岸の矢那（やな）川支流域に位置する。文禄三年（一五九四）の上総国村高帳に村名がみえ、高四三九石。寛永二年（一六二五）の知行宛行状により四三九石余が旗本朝倉領となる。元禄郷帳では高五二六石余。寛政五年（一七九三）の上総国村高帳、文化（一八〇四―一八）末年の上総望陀郡石高帳（慶応大学蔵）ともに高五五二石余で家数六二、幕府領および旗本朝倉・跡部・河野・佐野・小宮山領。旧高旧領取調帳でも領主は同じ。なお天保一〇年（一八三九）新田分一九石余が貝淵藩領となる（「林忠英領地調」林家文書）。年貢米は陸路木更津村に運ばれ、木更津船で江戸へ輸送された（重田家文書）。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」