伊豆野新町村(読み)いずのしんまちむら

日本歴史地名大系 「伊豆野新町村」の解説

伊豆野新町村
いずのしんまちむら

[現在地名]志波姫町 伊豆野いずの北伊豆野きたいずの南伊豆野みなみいずの城内じようないなど

刈敷かりしき村の東、はさま川右岸に立地する。南は梅崎うめざき村、対岸福岡ふくおか(現若柳町)など。承応元年(一六五二)の新田開発により刈敷村端郷として立村され、村名は古くから築館つきだて(現築館町)より当村までを伊豆野原と称したことに由来するという。しかし伊豆野原の開発は古く、元和四年(一六一八)の伊達政宗領知黒印状(伊達家文書)によれば「いづの原」の野谷地は五ヵ年間荒野とするが、それを過ぎれば同野谷地の「舟沢」と合せ検地するとあり、本知行四〇貫文の所を大内蔵人ほか三人に下置き、ほかは蔵入とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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