日本歴史地名大系 「伊賀上村」の解説
伊賀上村
いがのうえむら
[現在地名]宇和町伊賀上
宇和盆地南部、宇和川支流の
太閤検地の石高は六〇七石五斗二升、耕地面積の比率は田九四パーセント、畑六パーセントである。寛文検地では石高が一・五倍に増加し、田七一パーセント、畑二九パーセントに変化している。「墅截」による村柄は「下」、耕地は田が「下」、畑は「下々」、水掛りは「吉」である。鬮持制実施期の本百姓一人前の耕地は田七反一畝、畑二反九畝で、百姓数八三人のうち本百姓六一人、半百姓一〇人、四半百姓一一人、庄屋一人に分れている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報