伊賀野村(読み)いがのむら

日本歴史地名大系 「伊賀野村」の解説

伊賀野村
いがのむら

[現在地名]南淡町伊賀野

新田南しんでんみなみ村の西にある。同村から流れる稲田いなだ川が東部より注ぎ、北の筒井つつい村より続く沼島ぬしま道が南北に縦貫する。至徳三年(一三八六)六月一日の賀集八幡宮寺領田地注文(護国寺文書)には、賀集かしゆうの八幡社領「鹿子山田」の南境として「伊賀野」が記される。正保国絵図には伊加野村とみえ、高四八四石余。天保郷帳では高五七三石余。阿万組に属した。反別戸数取調書によると反別五一町五反余、高六五八石余、うち蔵入高七八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android