デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伏姫」の解説 伏姫 ふせひめ 滝沢馬琴の読み本「南総里見八犬伝」に登場する女性。安房(あわ)領主里見義実の娘。敵将の首をとった愛犬八房(やつふさ)と富山洞にこもり,八房の気をうけて懐妊する。父なくして宿ったことを証明するためみずから腹をきって死ぬ。その傷口から仁義礼智忠信孝悌の八つの玉がとびちり,やがてこの玉が化して八犬士となる。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例