八犬士(読み)はっけんし

世界大百科事典 第2版の解説

はっけんし【八犬士】

江戸時代の長編伝奇小説《南総里見八犬伝》(曲亭馬琴著)の8人の主人公たちをいう。《書言字考節用集》(江戸時代の辞書)に名の見える〈八犬士〉をもとに,馬琴によって創造された架空の人物である。犬江親兵衛仁(まさし),犬塚信乃戍孝(もりたか),犬川荘助義任(よしとう),犬山道節忠与(ただとも),犬飼現八信道,犬田小文吾悌順(やすより),犬坂毛野胤智(たねとも),犬村大角礼儀(まさのり)らがそれで,〈犬〉の字を姓とし,仁,義,礼,智,信,忠,孝,悌の仁義八行(武士道の8徳目)の1字を刻んだ聖玉を持ち,身体のどこかに牡丹型のあざがある,というのが犬士たちの基本設定である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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