会式桜(読み)えしきざくら

精選版 日本国語大辞典 「会式桜」の意味・読み・例文・類語

えしき‐ざくらヱシキ‥【会式桜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 会式の頃に咲くところからいう ) サクラコヒガンザクラか)の秋咲きの園芸品種。陰暦一〇月頃、狂い花の咲く一重桜。とくに、東京谷中の領玄寺のものが有名。
    1. 会式桜〈東都歳事記〉
      会式桜〈東都歳事記〉
    2. [初出の実例]「日蓮宗谷中領玄寺に桜ありて、十月に花咲く。この故に会式さくらといふ」(出典:東都歳事記(1838)一〇月一三日)

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世界大百科事典(旧版)内の会式桜の言及

【会式】より

…御会式に参ることを会式参りといい,信徒がこの日仏壇に飾る吉野紙製の桜花を会式花という。このころ彼岸桜が狂い咲くといい,これを会式桜と称している。また真宗高田派では,3世顕智が消え失せたという7月4日に顕智を探すためといって,信者が夜を徹して集まるのを会式と称する。…

※「会式桜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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