会赦帳(読み)えしゃちょう

精選版 日本国語大辞典 「会赦帳」の意味・読み・例文・類語

えしゃ‐ちょう ヱシャチャウ【会赦帳】

〘名〙 平安初期、官司とくに国司の交替のとき作られた書類一種。交替に際して前任者のあやまちや事務の滞りのため、不与解由状(ふよげゆじょう)が作成されるはずのところ、赦(しゃ)に会った時に、その旨を記した書類。前任者、新任者ともに署名して中央に提出された。〔類聚国史‐八六・赦宥・承和九年(842)八月二七日〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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