会赦帳(読み)えしゃちょう

精選版 日本国語大辞典 「会赦帳」の意味・読み・例文・類語

えしゃ‐ちょうヱシャチャウ【会赦帳】

  1. 〘 名詞 〙 平安初期、官司とくに国司の交替のとき作られた書類一種。交替に際して前任者のあやまちや事務の滞りのため、不与解由状(ふよげゆじょう)が作成されるはずのところ、赦(しゃ)に会った時に、その旨を記した書類。前任者、新任者ともに署名して中央に提出された。〔類聚国史‐八六・赦宥・承和九年(842)八月二七日〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android